mental health
主な内容
個人に関する質問 | 周りの人(家族・友人など)に関する質問 | 会社・組織に関する質問
Q1:最近、眠れない、身体がだるいなどの症状が続いています。
もしかしたら、「うつ」かもしれないと思っているのですが・・・。
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その状況が最低2週間以上続いていたり、なかなか回復が見られない場合は、専門家への受診をお勧めします。ちょっとオカシイと感じたら、早めに行動を!!しかし、自分一人で行動することがしんどい場合は、家族に一緒に付き添っていただくことをお勧めします。実は、「うつ」などのこころの病気は、気力が”でない”という特徴があり、そのため何をするのにも億劫になりがちなのです。ですから、周りの人に協力を求めることはとても大切です。 |
Q2:病院で薬を処方されましたが、薬の副作用や依存性が気になり、飲みたくありません。
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薬を飲むことに関しては、様々な情報が氾濫していることもあり、飲みたくないという人がとても多いです。もし、薬に対しての疑問や質問があるのであれば、まずは、処方していただいた医師にご相談することをお勧めします。また、自分で薬の調整をしてしまうという話もよく聞きますが、(薬が強すぎて日中仕事ができないなどのご相談も含めて)医師に相談し、薬の調整に関してもご相談することをお勧めします。 |
Q3:心療内科と精神科の違いは?
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「心療内科」は、内科の一分野であり、精神症状と身体症状の2つが一緒に現れているようなとき、心身の両面からアプローチしていくところです。心療内科では主に心身症(ストレスが身体に現れる病気)を中心に、診察をします。[たとえば、胃や十二指腸の潰瘍、過敏性腸症候群、高血圧、狭心症、気管支喘息、片頭痛、円形脱毛症、更年期障害などは心療内科です] 「精神科」は、精神症状が強く前面に出ている場合、こころの病気全般(ストレスがこころに現れる病気)を取り扱うところです。[たとえば、うつ病、統合失調症(精神分裂病)、神経症(対人恐怖・PTSD)、アルコール・薬物の依存症(中毒)などは精神科です] 最近は、2つの科の区分があいまいであることが多いため、「心療内科」から受診する人が増えています。 |
Q4:こころの病気の治療にカウンセリングは有効ですか?
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こころの病気の治療方法は、主に「薬物治療」と「カウンセリング」になります。病院では、薬物治療のみ扱っているところが多く、カウンセリングは別機関を利用されている方が多いです。 薬物治療は、症状の緩和や対処としての効果はあると思われますが、根本的に改善を考えていくのであれば、カウンセリングも並行することをお勧めします。実際に、カウンセリングを並行することで、改善されている方もいらっしゃいます。自分自身が変わるということも必要になるのです。 |
Q1:家族が最近「うつ」のような症状あって、落ち込んだ様子があって気になります。
病院に連れて行こうと思うのですが、どのように話したらいいのか?
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自分では、「うつ」ということに気がついていなかったり、明らかな変化に対しても気づこうとしなかったりということが、割と見受けられることが多いです。早い時期に、家族がそのサインに気がつき、本人に説明し、一緒に病院などに行くことが大切になります。 ただし、心療内科や精神科への拒絶感や"自分は病人ではない"という思いが強いと、どんなに説得しても頑なに拒否することもあります。その場合は、まずは家族からでも相談に行くことをお勧めします。 また、病院には行きづらいということであれば、カウンセリングルームに気軽に来ていただき、病院の有無も含めて今後の相談をすることも可能です。いずれにせよ、何もしないでいることが心配です。こんなときこそ、家族の理解と支援が必要となります。 |
Q2:「うつ」の家族に対して、どのように接したらいいのですか?
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「うつ」の場合は、「初期」「後期」によって、接し彼方が違います。 「初期」は、無気力になったり、突然涙ぐんだりなど精神的に不安定になりやすい時期です。とにかく、休ませることが先決です。もし、話を聞いてほしそうであれば、アドバイスするよりも聴くことに徹してあげてください。(堂々巡りな会話になりやすく、聞くほうも疲れるかもしれませんが・・・。)「後期(回復期)」は、休むことに飽きてきて、いろいろなことをしたくなります。飽きてくるということは、回復のひとつのサインでもあります。しかし、ここで慌てず、専門家と相談しながら行動の範囲を増やしていくようにしてください。 また、症状も前後する時期でもありますので、十分注意してください。 全体的な接し方としては、「叱咤激励をしない」「強要しない」「薬は家族が管理する」は厳禁とし、暖かく見守る姿勢が必要です。 |
Q1:「うつ」かも知れない部下がいます。上司としてどのように対応したら?
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「うつ」になる方は、がんばり屋で生真面目な性格の人が多いです。ですから、上司として、部下の変化に気がついたら、声を掛け、相談に乗ってあげることが必要です。 何か(たとえば部署異動あるいは昇進、仕事の負荷増大など)がきっかけとなっている場合は、それが要因となって起こることも十分に考えられます。 もし、うつ病だったら、早急に専門的な治療を要します。とはいえ、管理職がうつ病かどうかの見極めをする必要は全くありませんので、様子が変だと思ったら、すぐ専門家に相談してみましょう。 出勤の状況、仕事能率の低下、普段と異なる行動パターン、食欲がない、痩せてきたなど、身体の調子も見逃さないようにしてください。異変に気づくためには、常日頃から部下の様子をつかんでおくことが大切です。 社内に産業保健スタッフがいる場合は、そこに行けばよいでしょう。 もちろん本人、あるいは本人と一緒に相談に行くことができればよいですが、心の相談はなかなか本人に勧めにくいものです。その場合は、まず管理職のみの相談でよいでしょう。どのように接したらよいか、どうしたら本人にも来てもらえそうかなど、専門家の知恵を借りることができます。 社内に産業保健スタッフがいない場合には、「顔色が悪いから一度医者に行ってはどうか」などと、身体の問題として内科やカウンセリングを勧めるのもよいでしょう。内科医のほうから心療内科等につないでもらうこともできます。また、会社が契約している電話やメールでのメンタルヘルス相談制度を利用する手もあります。いずれにしても、管理職がひとりで問題を抱えこむことは避けましょう。 |
Q2:メンタルヘルス対策として取り組んだらいいことは?
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メンタルヘルスには4つのケアがあり、 ①セルフケア ②ラインによるケア ③事業場内産業保健スタッフ等によるケア ④事業場外資源 によるケアがあります。また、メンタルヘルス対策を目的別に捉えると、ストレスを軽減したり、ストレス対処方法を向上させるなどの「一次予防」、従業員の不調を早期に見いだして早期に対応する「二次予防」、疾病休業からの職場復帰を支援する「三次予防」があります。 それぞれの立場や状況において、「メンタルヘル研修」を定期的に行って社内の意識向上や対処など勉強することや、相談体制を整備することも、これから時代には必要なことになってきます。 内部だけでなく、「外部の専門家の支援」の機会を持つことも大切です。会社の風通しをよくするということで、問題を会社で抱えることなく、思い切って専門家にゆだねてみてください。 また、社内不調者にとっても、内部の人には話しにくいこともありますので、本当の意味で、会社も社員も健康になるためにも、外部機関のご利用をお勧めします。 詳細は、こちらをご覧ください。 →「職場支援サービスについて」 |
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